コスパ最強のトレッキングパンツに冬用モデルが登場!

テフロン加工で、雪にも汚れにも強くて、1枚でも暖かい。
超高性能パンツはトレッキング用だけにはもったいない!

目次
・なぜアウトドアウェア?
・着心地チェック
・外遊びで機能性を検証
・2層構造であったか
・登山用だから、丈夫で摩耗に強い
・泥汚れ、油汚れ、あらゆる汚れがつかない
・散歩や軽いハイキングにピッタリ
・登山パンツなのに、普段着でも使える
・安いから初心者でも買いやすい。
・洗濯方法
・まとめ

アウトドアは、一部のコアな人の物ではなくなった。

ひと昔前、アウトドア用品店にはベテラン登山者やクライマーしかいなかったのに、最近では登山に興味がない人も見かける。
キャンプやフェスなどライトな外遊びをする人が増えたし、旅行や通勤にもアウトドア用品を使う人が増えている。

普段の生活と、アウトドアの境目はなくなりつつある。

アウトドアを扱うブランドも、有名な山ブランドだけではなくなってきた。
ワークマンを筆頭に、ファストファッションブランドや某電気屋までもレインウェアやらパンツやらを扱っていて、街でも当たり前に買える。

なぜアウトドア?

おそらく、諸々と快適なことに皆んなが気づいてきた。
アウトドアで役に立つ機能は、日常の中では「超」役に立つ。

丈夫で動きやすい。
暑さ寒さ、汚れなど厳しい条件に強い。
着るだけでそれなり、コンビニからセミフォーマルくらいまでカバーできる。
カラーもサイズも豊富、しかも安い。
もう普段着用にダサいスウェットを買う理由がない。

この度は、昨年爆発的ヒットをしたトレッキングパンツの冬用が登場したとのこと。
開発、販売をしているのはラドウェザー。

〈 LAD WEATHER 〉
2009年にアメリカと日本で共同開発されたアウトドアブランドで、「アウトドア製品で毎日を楽しくする。」を掲げている。

https://lad-weather.com/jp/

ウェアやザック、シューズやアクセサリー類まで取り扱い製品は幅広く、どれもとにかくリーズナブル。
そして、登山用といいつつ普段履き用としてバカ売れしたらしいパンツがコチラ。

累計販売数3万本突破!なんと1本2,920円(税込)。

LAD WEATHER

最高峰のはっ水トレッキングパンツ ロングパンツ メンズ

2920円(税込)


めちゃくちゃシンプルデザインで普段着として着回しがきく。
履いたことがあるが、軽さと汚れの付かなさがとにかく抜群で、自転車に乗る際にかなり重宝している。
2018年春の販売開始からすでに3万本売れてるとのことだからもの凄いヒットだ。

大きな特徴となっているのが表生地のテフロン(TM)加工だろう。
フライパンで耳馴染みがあるアレ。

テフロン(TM)はフッ素樹脂の一種で、調理器具や繊維など様々な素材のコーティングに使用されているが、凄いのはその撥水性、撥油性。
ガンコな汚れがつきにくく落ちやすい。

テフロンTMファブリックプロテクター

https://www.teflon.com/en/industries-and-solutions/solutions/consumer-applications/textile-finishes/how-fabric-protector-works

このパンツに、裏起毛がついて保温効果がプラスしたのが出たとのこと。
インナータイツを履くのは地味に面倒くさいが、これなら2層構造でおそらく1枚で履いても暖かそう。

どのくらい暖かいのか、実際に冬の屋外で試してきた。

着心地チェック

インナーは履かず直履きで。
カラーはみんな大好きカーキ。
サイズはMサイズをチョイス。
(筆者体格:175cm、体重66kg)

履き心地は、夏用同様にめちゃくちゃ軽い。
体感では夏用トレッキングパンツと変わらない軽さ。
2層とはいえ厚みはあまり感じないし、モコモコ感もない。
裏起毛はポリエステルだそうだが、肌触りは柔らかい。
ゆるやかなテーパードシルエットで、裾まわりはすっきりめ。
Mサイズは股下74cmで、見た目にはわりと短めに感じる。
ローカットのブーツだと、しゃがんだら足首が出る。
気になる方は1サイズ上でも良いかもしれない。

ベルトはかなり薄手の平織りで、バックルもコンパクト。
フィットしやすく、動きの邪魔にならない感じ。
ただし、薄すぎて芯がないのでベルトループにしまいづらい。
また引っ掛けには弱そうなので、端が気になる方や細身の方はカットしても良いかもしれない。

外遊びで機能性を検証

検証シーン : 住宅街の公園
検証する機能 : 保温性、撥水性、防汚性

子供とちょっとした散歩を想定。
たいがい大人の方は寒いので、保温性は必須。
いちいち重ね着しなくても、サクッと1枚で暖かいと嬉しいところ。
重ね着なしの直ばきで、岩の上に座ってみた。

岩の冷たさは伝わらない。
座ってられる。
上半身はフリースなので風を通してちと寒いが、下半身の方は風あたりは感じるものの寒くない。
足元から若干風が入る程度。

土に膝をついてみる。昨日雪が降ってたので湿っぽい。

ちょっと膝をついたりする程度では、汚れなし、滲みもなし。
一時的な濡れや汚れは手で払えばまったく問題ない。

公園に限らず、キャンプや釣りなどある程度じっとしている場面でも耐えられそう。
長時間濡れたところに座る場合は滲みる可能性があるので、敷物を追加すればOK。

2層構造であったか

このパンツは、表生地と起毛した裏地の2層構造になっている。

表地は夏用と同様のテフロン™加工。
動くと生地がこすれてシャカシャカいうが、スキーウェアみたいな大げさな音はしない。

裏地の方は起毛加工されている。
起毛というのは、生地の表面をひっかいて毛羽出ししたもののこと。
空気を含みやすくなる分、保温性が高い。
スウェット、ニットなどではよく見る加工法だ。
ベルト部分を除きウエストから脛の中央あたりまで全体に裏地がついている。
脛から裾までは表地のみ。

生地の素材や、毛羽の長さによって厚みが変わってくるがこのパンツはかなり薄手な部類で、安いスウェットみたいなゴワつき感はまったくない。
にも関わらず、脚を入れたら秒でわかるほど、外気を遮断してくれる。

軽さは感覚的にさほど夏用と変わらないのに、暖かさは比較にならない。
履き心地、防寒性、いずれの意味でも1枚履きで充分使える。

登山用だから、丈夫で摩耗に強い

検証シーン : 公園、工具での引っ掻き
検証する機能 : 耐久性、耐摩耗性、ストレッチ性

怪我の予防をするのも登山ウェアの大きな役割り。

木の枝や岩、鎖、紫外線、虫、冬ならばストックやピッケルなど様々な障害物があって、こういったものから身を守る必要があるので生地の強さも欠かせない。

生地は擦れや引っかきなどの摩耗にものすごく強い。
公式スペックでは、JIS規格の織物及び編物の生地試験方法に基づいてテストした結果、A-1法、ユニバーサル形法、平面法で378回をクリアしている、と。
要は378回引っかいたけど何ともないということ。
ストレッチ性が高いのもひと役かっている。

試しに、一番摩擦が多いであろう膝のあたりの生地を工具で引っ掻いてみた。

めちゃくちゃ伸びる。
そして生地はまったく無傷。

まあ378回までいけるのだから1回くらいは何ともない。

一見過酷そうじゃない日常生活でも、膝やお尻など気づかないところで服ってかなり擦れている。
ストレッチしない素材だとポケットの縫製部分から破けてきたり、膝やお尻部分だけ擦れて色が変わったりなどありがちだが、これならしばらく劣化しなさそうである。
外遊びでガンガン使ってもOK。

泥汚れ、油汚れ、あらゆる汚れがつかない

検証シーン : 車のメンテナンス
検証する機能 : 撥水性、防汚性

水性の汚れだけでなく、油汚れにももちろん強い。
なにかと汚れの種類の多いガレージ作業にも使える。
特にバイクや自転車などのメンテナンス中は、気づかないうちに汚れた手で触ってしまったり、とんでもない所にオイル汚れがついていることがよくある。

試しに汚れたオイルをこぼしてみた。

少量ではすぐ落ちるので違いが分かりづらい…

ハデ目にこぼしてみた。

水分と同様、コロコロ弾いている。

雑巾で拭き取りすると…

オイルは落ちたものの、雑巾のケバケバがめちゃくちゃ残ってしまった。
雑な扱いだが、水道で洗ってみた。

雑巾がとても汚かったので(ガレージの雑巾はどのお宅もそうだろうと思うが)ケバケバは多少残ったものの、オイルも水分も付かず、この通り。
外仕事には全力でおすすめ。
これは本当、頼もしい限り。

散歩や軽いハイキングにピッタリ

検証シーン : 裏磐梯五色沼でハイキング
検証する機能 : 防寒性、透湿

日常シーンから少し離れて、運動にも使ってみた。
標高は780m、気温は0度
車を降りた瞬間、空気がキンとする。
冬でも、ゆっくり景色をみながら歩ける良いコースだ。
ほぼ平坦なので運動強度はそれほどではないが、湖の周りは開けていて風が強い。

まず、気温が低いのに、やはり外気の冷たさは感じない。
しばらく歩くと、お尻のあたりがちょっとムレてきた。

ベンチレーション(通気のためのファスナー)が腿についているので開けてみる。
時折り風が吹いたときだけベンチレーションの部分は涼しいが、上の方までは通気しない。
これ以上長く歩くとインナーが湿ってきそうな感じ。

トータル1時間。
いや、直ばきなのにほんとに暖かった。
ちなみに筆者は体力があるので、ついついガシガシ歩いてしまったのも一因。。。
もっと軽めの装備で普通に歩くなら、ベンチレーションを使うほど蒸れることはたぶんない。

結論、汗をかくような強度の登山には不向きだけど、軽めのアクティビティには最高。
あまり体力ない人ならなおさら最適。

登山パンツなのに、普段着でも使える

デザインが非常にシンプルで、一見すると本当に普通のチノパンである。
テーパードシルエットなので、とりあえず履きでもそれなりに決まる。
いちいち考えなくていいのは助かる。

カラー展開もブラック、ベージュ、カーキと使いやすいカラーばかりなので、部屋着、買い物、外遊びまでたいがいの場所はこれで行けそう。

〈カーキ〉

〈ブラック〉

サイズ感の比較をしてみた。

〈Mサイズ〉

〈Sサイズ〉

Sサイズは膝から下のフィット感が強いが、ストレッチが強いので動きの邪魔にはならない。
むしろ、スッキリ目が好みな方はSがおすすめである。

股下が74cmと短いので、筆者の場合やや裾が足りないが、街で着るならこの辺りは好みだろう。

ユニセックスなので、XSやSなら女性でも履ける。
スリムな男性なら2人で兼用も良いのでは。

女性がSを着用するとこのような感じ。

モデル体格:157cm、48kg

着用サイズ:S
ゆったりシルエットでこちらも好みによるが、軽くて暖かいとのこと。
特にウエスト、腰周りにゆとりがあるので、寒がりな方はインナーをプラスしても。
サイズ展開はもうひとつ下のXSから、上はXLまで。

メーカー公式HPより

安いから初心者でも買いやすい

本格的なアウトドア用パンツ(冬用)なのに 3,800円。

ふつう、アウトドアの冬装備は高い。
どれが良いのか、選ぶのに時間もかかる。
行く場所がどのくらい寒いのか。
自分の体力は。
予算は。
家族の分も買うのか。
そもそも持ってるこの服で何とかならないか…などなど。
使うシーンの細かな想定ができないと買えない。

その点、このパンツは近所の公園からハイキングまで大抵の外遊びはカバーできる。
そして試しやすすぎるこのお値段。

本格的な積雪期の登山を除けば、年齢性別とわず、あらゆる状況で使える。
安い上に丈夫なので、気兼ねなくガンガン履けるのも大きなメリットだ。

洗濯方法

ひとつ注意点をあげると、テフロン(TM)加工は、洗濯をすれば徐々に撥水性が落ちていく。
(品質試験では、3回までは撥水性の数値は変化なし)

洗濯時には少し工夫をすると、より撥水性をキープしやすい。
普通の洗濯方法でOKだが、柔軟剤、漂白剤の使用はNG。
より長持ちさせるためには

・すすぎ、脱水をしっかり(洗剤が残っていたりすると撥水性が落ちる)
・乾燥機やアイロンをかける(熱で撥水性が定着しやすい)
・部分的な汚れは手洗いですませる

このあたり注意しておくと1シーズンと言わずしばらく履けるのではないか。
色違いで揃えておいても良い。

まとめ

屋外にはたくさんの発見がある。
「寒い」を理由に遊びに行かないのは非常にもったいない。
着るものを工夫するだけで、真冬であっても遊べるフィールドはこんなに広がるのだ。

この暖かさを体感して、是非、たくさん遊びに出かけて欲しい。

LAD WEATHER

最高峰のはっ水トレッキングパンツ 冬用 ロングパンツ

3800円(税込)


  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧

カテゴリ

記事一覧