ズボン穿き忘れたかと思って焦るくらい、最高に動きやすい! 凄すぎるアウトドアパンツ。
驚くほどの4wayストレッチでジャージのように動きやすい。
それでいてお洒落に見えるから、ほぼオールシーズンで毎日穿けて、3980円という神コスパ。
そもそもアウトドアウェアの良いところは「機能性」
今やファッション誌でも当たり前に見るようになったアウトドアアパレル。
おしゃれな人ほどさりげなく取り入れている。
なぜなのか?
程よくカジュアルでスタイリングの幅が広い。
そうなのだが、やはりそもそもの良さはその機能の高さにある。
アウトドアウェアは本来、気象条件や運動特性など、様々あるリスクにしっかりと対処するために作られたギアである。
当たり前の話ではあるが、あらゆるシチュエーションで、我々が快適に動くためのサポートに長けているのだ。
もちろん使われるフィールドによってウェアの特徴は違うが、ほぼすべてに共通して言えるのは、耐久性と伸縮性の高さ。
つまり、アウトドアウェアはどれも丈夫で動きやすいのだ。
そしてその特徴は、屋外のみならず街でも活きる。
とは言え、どれが良いか分かりにくい
実はこのふたつの特徴、1番大事なところにもかかわらず、実際にある一定条件のもと着てみないと中々わからない部分である。
試着室の中は、それほど過酷ではない。
今回は、最近の一番のお気に入りでもある、
「丈夫さと動きやすさを兼ね備えたクライミングパンツ」をご紹介する。
実際に穿いたらどうなのか、なるべくよくあるシーンで使った際の、リアルな感想を述べている。
もちろん、普段着として街で着れるかどうかもとても大事なので、見た目も色々な角度からかなり細かくご紹介している。
購入を迷っている方はぜひ参考にしてみて頂きたい。
クライミングパンツなのに、街着に違和感のないベーシックなデザイン。
カラー展開は定番カラーをはじめなんと7色。
街着を想定していることがうかがえる。
合わせやすいアースカラーが多く、外はもちろんのこと部屋着にまで、使えるシーンはめちゃくちゃ広がる。
シルエットもシンプルでアウトドア色抑えめなのが特徴。
筆者体格:174cm 65kg ウエスト76cm
着用サイズ:すべてSサイズ
何色か普段着と合わせてみた。
〈ブラック〉
モノトーンで大人っぽく。
やりすぎ感のない形なので、ブラックは特にシンプルに着れる。
〈ライトグレー〉
新色のライトグレー。
シュっとして見える。
色味がシックなので遠目から見るとスラックスっぽいが、縫製パターンは旧作と変わらずでタックは入っていない。
30代ともなりゃ小綺麗にしとかないといけない年頃だら、グレーいいんですよ。
シャツが合います。
これなら革靴も全然いけます。
新色は全部で3色。
ライトグレーの他、サックスブルーとブラウンが登場した模様。
新色はグレーしか持っていないので他は実際の色味がわからないが、夏だけでなく全季節行けそうなカラー展開。
〈カーキ〉
定番のカーキはテッパン。
カジュアルの時はコレ。
いずれの色も目立ったロゴはないし、ステッチに色がついてたりすることもない。
カラフルなのもそれはそれで可愛いのだが、あんまり余計なものが付いてるととたんに子供っぽくなるから困る。
このパンツ本当に何も付いていない(もちろん良い意味で)。
何も考えずに穿いても間違いがない。
新登場のスリムタイプはよりスタイリッシュ。
この度サイズにバリエーションが増えたそうで、新たに細身のスリムタイプが登場。
全体的に標準サイズよりも若干小さめな作りのようだ。
1番大きく違うのが裾の太さ。
スリムの方はより裾に向かって絞られたテーパードシルエットになっていて、裾が細い。
ディテールにけっこう細かな違いがありそうなのでそちらは後半見るとして、まずシルエットから比較。
Mサイズ、Sサイズのそれぞれ標準サイズとスリムサイズを穿き比べた。
〈Mサイズ 左/標準 右/スリム〉
スリムの方が裾に向かって逆三角になっててすっきり見える。
より普段着感がある。
脚を通す際のスムーズさは、まあ標準の方がいいかな、という程度。
裾の長さには大きな差は感じない。
膝下の密着感は、スリムがだんぜん強い。
スキニーとまではいかないもののかなりピッタリしてる。
ところが、標準より動きづらいのかというと生地がめちゃくちゃ伸びるので全然窮屈じゃない。
腰回りは、ご覧の通りスリムでも若干余裕がある。
ウエストはまあまあ一般的サイズ。
写真はSの標準サイズ(ウエスト78cm)を着用している。
表示より大きいような?
こちらも腰回りのゆとりのせいだろうか。
ベルト素材は化繊の平織り。
若干、ペラペラ感があって調整はあまりスムーズではないが、片手で締められる。
受け側(右側)は動かないように本体生地に縫い付けてあり、主に左側でサイズ調整をする仕様。
モノによっては、洗濯するとベルトが行方不明とかあるんですよね。。
これなら抜けないので安心。
買ったらまず長さをフィッティングして、たわみをコネコネ寄せて、あとは普段はバックルで脱ぎ穿きするのが良いかと。
細かいところがさりげなくアウトドア
標準サイズの後ろのポケットはしっかり面ファスナー付き。
目立たないポケットだがこの辺はさりげなくクライミングパンツ。
見た目がどアウトドアしてるようなクライミングパンツに比べると容量は大きくないが、日常なら問題なく手ぶらでいける。
スマホ、財布、鍵、あたり全部入れてもok。
ついている位置も普通にお尻の位置。
一方スリムタイプはパッチポケット(縫い付けてあるタイプ)になっていてよりカジュアル。
前面には、こちらもさりげなくチビDカン付き(標準サイズのみ)。
初見では小っさいなーと思ったが、よくあるサイズのカラビナはなんの問題もなく通った。
カラビナってベルトループに吊るすと重みでループが伸びたりするんだが、これは揺れがなくて地味にいい。
前面の右側についている。場所変えられたらさらにポイント高いのだが。
ということでサイズ選びの結論。
タイトでも動きに全然制限がないので、個人的には圧倒的にスリム推し。
あとは裾まわりの使い勝手と好みかなと。
ふくらはぎが太い人はスリムで裾をまくるのは厳しそうだ。
ハイカットのゴツめのブーツを履くなら標準サイズでもいいかも。
サイズスペック
コスパが良い&カラーとサイズの豊富さでリピーター多し
とりあえず見た目と作りは文句がない。
その上、このパンツ一般的なクライミングパンツに比べるとありえない破格パンツなのだ。
実際かなりの本数売れてるらしいので、ユーザーレビューも見てみた。
みたところ、本格的なクライミングやアウトドアより普段使い目的が優勢のようだ。
1本4,000円以内という圧倒的リーズナブルな値段のせいか、最初から色違い購入者もいる模様。
総じて好レビューがだんぜん多い。
そりゃそうだろう。
だって本当に良いんだし。
ちなみに、筆者の周りの意見であるが、普段穿きパンツを買うなら1万円程度、秋冬用なら1万5千円くらいが相場かと思う。
そう考えると、これなら2本買ってお釣りがくるという。
それは色違いで何本も買いますわな。
あとは、やはり「股上のゆとり」についてのコメントが多い気が。
やっぱそこ感じるよね。
ここは好みでしょうね。
実際のレビューがこちら
楽天市場
https://review.rakuten.co.jp/item/1/216741_10521716/1.1/
Yahoo!ショッピング
https://shopping.yahoo.co.jp/review/item/list?store_id=courage&page_key=ladpants011&sc_i=shp_pc_item_review_c
Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B07HJX1M9C/ref=sr_1_7?dchild=1&sr=1-7#customerReviews
↓あと、雑誌にもいっぱい載っているみたいで、monoマガジンに掲載された時の誌面がこちらです。
参考までに。
https://www.rakuten.ne.jp/gold/stash/images/ladpants012/mono-article.jpg
自転車で動いてみた
ママチャリに乗って、足さばきをチェック。
こちらではS標準サイズを着用。
いやぁ、膝裏のつまり感がない。
とにかく伸び感がすごいためか曲げのばしがノーストレス。
パンツを穿いているのを忘れるレベル…。
タイツとかに近いかも知れない。
今回乗ったのはママチャリなんだが、これはぜひともロードにも使いたい。
ロードは動きにスピードがあり、動く範囲も大きい。
特に股関節周辺の動きがスムーズかどうかでストレス度合いが変わるので、乗れる距離も変わってくる。
これなら股関節から足まで動きがスムーズだし、裾が細くて干渉しないのも良い。
サイクルジャージを着るまでもない短距離ライドや、肌寒い春秋のゆるポタに着たい。
サドル部分は、股がガゼットクロッチになっているため股下に縫い目がこない。座ればわかるが、座面に気持ち悪さがない。
自転車通勤者にもいい。
股にマチがあるのが見えるだろうか。
さりげない差に思うかも知れないが、動いてみるとこの違いは歴然。
ガゼットクロッチにも、幅広だったりマチが裾まで到達していたりと様々なパターンがあるが、このパンツはわりと控えめだ。
股の中央部分だけにマチが付いている。
このさりげないマチのおかげで、必要以上にモコモコせず、かといってスラックスに比べると圧倒的に動きやすい。
この絶妙な加減はかなりポイント高い。
部屋からそのまま公園へ。部屋着の楽さと外着の丈夫さが両立。
なにかと動く外遊びシチュエーションでも穿いてみる。
動き心地はもはやスウェットみたいな楽さ加減。
部屋着として着ておいて、そのまま遊びにいってもいい。
着替えなくていいっていうのは楽でいいですね。
汚さなければパジャマにしても良いくらいの着心地。
なんせ腹回りが楽。
部屋着のようなフリしてはいヒラリと。
お子さんがいる方は急な無茶振りもたくさん受けることだろう。
動ける服を着ておけば、急な鬼ごっこなんかもついつい熱が入りそうだ。
外に座ってても寒さはさほど感じなかった。
素材にけっこう厚みがあるためか、じっと座っててもOKだった。
都内なら冬も全然いけますね。
晴れた日にアウトドアで着る分にはもう間違いないので、BBQ、フェス、公園でボーっとするなどにもどうぞ。
気兼ねなく洗えるので存分に汚してください。
一点、コットンなんで濡れには弱いです。雨の日や水辺にはご注意を。
長距離移動での足腰への負担を軽減。
座りっぱなしで検証。
着る服によって体の自由度というのはまったく変わる。
脚の動かしやすさなどは本当に分かりやすく変わる。
体のコンディションは服にかなり左右されているのだ。
それが長時間なら尚更である。
運転中は座位である。
この姿勢で30代諸君が気になるのは腰、腹だろうか。
肩首もだろうか。
あと目だろうか。
だいたい全部だろう、よくわかる。
ただ、長時間の座位で物理的負荷をもっとも強いられるのは、腰だ。
服が伸びないと脚が曲げづらい。
そうなると、無意識のうちに腰を曲げて姿勢を補ってしまうもの。
もしくは、普段から猫背な方の場合、その不良姿勢を助長してしまったりする。
伸びないパンツはとにかく腰に悪い。
このパンツは、まずこの伸びの良さでだいたい想像はついていたが、座ってるのが非常に楽である。
脚はなんの制限も感じず自由に動く。
お尻が出ない。
ウエストも食い込まない。
バックルに腹がのらない。
膝裏がつっぱらない。
そして、腰が張らない。
本質的には自らの姿勢が良いか悪いか、という話なんだが…これだけ伸びれば脚に無駄な力を入れることもなく、腰に過度な負担を強いる必要がない。
結果、疲れは溜まりづらい。
とにかく高頻度で運転する方は、腰痛予防として激しくおすすめである。
マジで買った方が良い。
丈夫でハリのある厚手生地
生地はコットン97%、スパンデックス3%。
丈夫さは当然言うまでもなく、こういうガッチリした厚手生地の有り難いポイントは、下半身が貧弱に見えないところ。
非常に助かる。
ジャストサイズを穿いても、スキニーのようにラインが出すぎなくていい。
ストンと落ちる素材ではないので、脚のシルエットを拾わない。
華奢でもバレにくい。
冒頭で書いたが、クライミングパンツには丈夫さがマストだ。
そのため、お尻や膝の生地が二重構造になってるものも一般的である。
ただ、さすがに膝だけ色が違ったりステッチが多すぎたりすると普段着としてはカジュアル感が強い。
このパンツは一枚生地で見た目にもスッキリ。
一重構造でも厚みはしっかりしている。
買いたてはゴワっとするが、穿くほどに肌に馴染んでいい感じにクタっとしてくる。
数ヶ月気長に育てて頂ければいい味でます。
縦、横、あらゆる方向に驚くほど伸びる4wayストレッチ
色んなシーンで試したが、まあとにかくもはや穿いていないかのような穿き心地は、ストレッチ性の高さによるところが大きい。
もうジャージのようである。
筆者の体が硬いことは置いておいていただき、この横への伸びも見てほしい。
縫製パターンのせいでたいがいのパンツは横方向への動きに制限がある。
このパンツのストレッチは360°方向なのだ。
伸びない方向というのがない。
ビリッ、あ…!という事はよっぽどでなければあり得ない。
どんな動きもスムーズにできる、ということは、体への負担が減るのは間違いない。
まとめ
細かなディテールが実はクライミングパンツだが、見た目は普段着として申し分なし。
近所もOK、外遊びも雨が降らなければOK。
さらには運転、旅行など遠出もOK。
耐久性も相当高いのでしばらく穿ける。
これで価格は破格の3,980円/1本。
とまあ、長々と書いたが結論、
ほぼオールシーズン、毎日穿けるから、色違い、サイズ違いで1本ずつ、が正解
である。
30代の普段着は中々に難しい。
若者のままではいられないが、かと言ってまだオジさんには見られたくない。
これを着ておけば大概の場所はOK、って服があるのはかなり心強いのではないだろうか。
このパンツなら、パジャマ以上、フォーマル未満の部分すべてカバーしてくれる。
まったく躊躇なく試し買いできる価格なので、1本持っておくことは是非ともおすすめだ。
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